2025年6月 – 天皇note

53代 淳和(じゅんな)天皇(位823-833)

53代 淳和(じゅんな)天皇

生没 786年~840年(享年55)
在位 823年(38歳)~833年(48歳)

平安時代

・兄の嵯峨帝から譲位されて即位。

・『日本後紀』を編纂。(「六国史」の一つ。)

・『経国集』を編纂。勅撰漢詩文集。良岑安世らが撰進。初の詩文総集。(827)

・『令義解』(りょうのぎげ)を編纂。養老令(ようろうりょう)の解説書。清原夏野らが記す。
(※「令(りょう)」は民法・行政法。「律」は刑法だが、こちらはない。)

・歴代天皇で唯一散骨した天皇。葬儀の莫大な費用を軽減し民の負担を減らした。

52代 嵯峨(さが)天皇(位809-823)

52代 嵯峨(さが)天皇

生没 786年~842年(享年57)
在位 809年(24歳)~823年(38歳)

平安時代

・平城上皇が挙兵したがこれを嵯峨帝は鎮圧する。(薬子の変(810))

・以後、嵯峨帝の御代は政局が安定。

・皇室の儀礼や、律令の補足・修正が行われた。

・華やかな弘仁文化が花開く。中国歴史、漢詩、書道などが発展。

・嵯峨天皇は、橘逸勢、弘法大師空海とともに三筆と呼ばれる書の名手となった。

 

51代 平城(へいぜい)天皇(位806-809)

51代 平城(へいぜい)天皇

生没 774年~824年(享年51)
在位 806年(33歳)~809年(36歳)

平安時代

・桓武帝の第一皇子。

・財政難の立て直しに尽力。官僚組織を改革した。

・妻の母・薬子に惹かれ、寵愛した。

・病弱だったため弟の神野(じんの)親王に譲位。