25代 武烈(ぶれつ)天皇 位498年~ 

25代 武烈天皇(ぶれつてんのう)

生没 489年~506年(享年18歳)
在位 498年~506年 10~18歳(在位8年)

古墳時代

・24代仁賢天皇が崩御し、大臣の平郡真鳥(へぐりのまとり)が国政を欲しいままにした。大伴金村がこれを征伐し、皇太子の武烈天皇が即位した。

・即位後は暴君となる

 

平郡真鳥を討つ大伴金村。


(月岡芳年@大日本名将鑑)

 

26代 継体(けいたい)天皇 位507年~ 

26代 継体天皇(けいたいてんのう)

生没 450年~531年(享年82歳)
在位 507年(58歳)~531年(82歳)

古墳時代

・15代応神天皇の5世の孫・男大迹王(おおとのおう)。近江(滋賀)・越前(福井)の豪族だった。

・大伴金村に促されて河内国・樟葉宮(くすはのみや)で即位。

・養蚕や農業の振興に尽力

・筑紫国(645年に筑前国・筑後国に分割)で豪族・磐井の反乱が発生。物部麁鹿火(もののべのあらかい)が鎮圧。

 

27代 安閑(あんかん)天皇 位531年~ 

27代 安閑天皇(あんかんてんのう)

生没 466年~535年
在位 531年~535年

古墳時代

・26代継体天皇の第一皇子。

・器量・武威に優れ人君として相応しい人柄と伝わる

・各地に屯倉(みやけ)(朝廷の直轄地)を設置。

・五穀豊穣で民が飢えることもなくなり、天子を褒める声が天地に充満したともいわれる。

 

28代 宣化(せんか)天皇 位535年~ 

28代 宣化天皇(せんかてんのう)

生没 467年~539年(享年73歳)
在位 535年~539年

古墳時代

・26代継体天皇の第二皇子。

・『日本書紀』には、清らかでおごり高ぶることのない君子らしい人物とある。

・大伴金村、物部麁鹿火に加え、蘇我稲目らを大臣(おおおみ)とした。

・那津官家(なのつのみやけ)(博多湾岸・太宰府の起源)に各地の屯倉から籾を運ばせて非常時に備えた。

・新羅に攻められた任那(みまな)からの救援要請に対して援軍を送るなど、外交も積極策を推し進める。

 

 

29代 欽明(きんめい)天皇 位539年~ 

29代 欽明天皇(きんめいてんのう)

生没 509年~571年(享年63歳)
在位 539年(31歳)~571年(63歳)

飛鳥時代

・26代継体天皇の第3皇子。

・仏教伝来
小金銅仏(しょうこんどうぶつ)も共に伝来。

・大伴金村と物部尾輿を大連(軍事・裁判)に、蘇我稲目を大臣(経済・外交)にした。

・金村が任那を百済に割譲した失政で大伴氏が失脚。以降物部氏と蘇我氏が対立。仏教も物部氏は反対派、蘇我氏は推進派で対立。

 

30代 敏達(びだつ)天皇 位572年~ 

30代 敏達天皇(びだつてんのう)

生没 538年~585年(享年48歳)
在位 572年(35歳)~585年(48歳)

古墳時代

・欽明天皇の第二皇子

・皇后は異母妹の豊御食炊屋姫尊(とよみけかしきやひめのみこと)(=推古天皇)

・物部守屋と蘇我馬子が仏教の排仏、崇拝をめぐって対立。

・疫病や天然痘が流行

31代 用命(ようめい)天皇 位585年~ 

31代 用命天皇(ようめいてんのう)位585年~

生没 540年~587年(享年48歳)
在位 585年(46歳)~587年(48歳)

古墳時代

・厩戸王の父

・父は欽明天皇、母は蘇我稲目の娘・堅塩姫(きたしひめ)

・皇后は異母妹である穴穂部間人皇女(あなほべはしひとのひめみこ)

・仏教に帰依を願う

・法隆寺の薬師如来像は亡き用明天皇のため息子の厩戸王が発願した。